ギリシャ出身の作家、小泉八雲ことラフカディオ・ハーン。 本書は、ハーンが日本について綴った随筆【心】のドイツ語版で、 挿絵を手掛けたのは、チェコ出身で木版画を学ぶために訪日した こともあるエミール・オルリックです。表紙は羊皮紙に金箔押し、 見返しには金がちりばめられた用紙を使うなど、エミールが当時 所属していたウェーン分離派の影響を受けた、大変凝った美しい 作りになっています。 同じシリーズで【怪談】と【仏陀の国の落穂】なども出版されて いるようです。
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