20世紀前半から中頃にかけて欧米を中心に活躍した舞踏家の伊藤道郎。 日本ではほとんど名の知られていない舞踏家ですが、アメリカの モダンダンスのパイオニアと言われているマーサ・グラハム(Martha Graham) に多大な影響を与えたというから驚きです。1929年〜1930年にはアメリカ 西海岸の野外ホール(ローズボウル、ハリウッドボウル、etc)で公演、 大盛況を博し、1931年には日本でも凱旋公演を行いました。 本品は、帝国劇場で行われた凱旋公演のパンフレット、チラシ、 ブロマイド(道郎の妻であり、ダンサーのヘイゼル・ライト)の3点。 パンフレットの装丁は道郎の弟で舞台美術家の伊藤熹朔で、ページレイアウトや フォントなどモダンデザインな装丁には感服のひと言に尽きます。 ちなみに、初代俳優座代表で演出家、俳優の千田是也は道郎のもう一人の弟、 父の伊藤為吉はフランク・ロイド・ライトとも親交があったという建築家。 華麗なる才能一家! ワンレングス・ヘアの道郎のポートレイトを撮影したのは、20世紀初めに アメリカに移住した写真家、宮武東洋。 condition- 詳細画像1 condition- 詳細画像2 condition- 詳細画像3 |